ブログ

食べ方(摂取方法)

早食いは太るのか? ゆっくり食べると痩せるのか?

HOME > ブログ > 食べ方(摂取方法)>


20181104211851.png

余談ですが、「早食い/速食い」 のどちらが正しいのでしょうか?
食べるスピードだから、「速食い」かなと思ってたんですけど、圧倒的に「早食い」が多く使われており、慣例的に【ハヤ〇】というのは【早い】になることが多いらしいです。

しかし、「食べるのが早い」「早く食べる」というと、12時に食べるのを11時に食べたりという意味にもなりますが、「食べ(終える)のが早い」と考えると【早い】も問題ないのかなとも考えれる。(日本語って難しい・・・)
今回はとりあえず、「食べるのが速い」「速く食べる」を使わせて頂きますね!

20181104095639.png


<はじめに>
数名の読者から、「食べるのが速い人が太りやすい、と言われるのはどう説明するのですか?」という問合せのメールを頂いたので、それにお答えしたいと思います。

実のところ、食べるスピードと肥満の関係を説明するのは難しいと感じます。
私の理論上(腸内飢餓のメカニズム)では、速く食べると消化が悪くなるので、太ることへは直結はしません。

そこで、私なりにいくつかのパターンに分けて考えてみたいと思います。


1.イメージが先行している

まず言いたいのは、カロリーの時もそうなんだけど、一部の人のイメージだけで「全体」が語られているということです。

食べるのが速くても痩せている人もいるし、食べるのがゆっくりでも太っている人もいるはずだ。しかし何割かの食べるのが速くて、太っている人のイメージ(特に男性)で、「早食い=太る」というように認識されている気がするのです。

確かに、そういう人が多いのも事実だけど、それがなぜ起こるのかも含めて考えなければいけないと思う。

まず一般的には、”満腹感が訪れる前に食べ過ぎてしまうから” というのが1つの理由とされています(結局、「食べすぎ・カロリー」という考え)。


20181104095604.jpg


しかし、いつも満腹を超えるまで食べている訳ではないと思うし、むしろ私のイメージでは、”さっと食べ終えて他の事(遊び、仕事)をしている” というイメージだ。

また ”速く食べると血糖値が急激に上がり、インスリンが多く分泌される” などとも言われていますが、今回はその話には触れないこととします。(いずれ反論したいが)


大きくは、次の2つのパターンで説明できると考えます。
(1)原因と結果が逆になっている場合
(2)食べるのが速い人の "嗜好 や生活習慣" が影響を与える


2.体が大きいから速く食べれる(原因と結果が逆転)

まず食事の量や回数もそうなんですが、体の大きな人/太っている人に沢山食べる人や、食べるのが速い人が多くいたとしても、それは表面的な見た目の観察でしかない。
太陽が「東から昇って、西に沈んだ」と言っているのと同じではありませんか?


20181104095639_1.jpg

実際は、地球が回っているのです。

つまり体が大きいから、胃腸も大きく丈夫であるから、多く食べれるし速く食べれるのではないでしょうか?

その人達は、朝食も食べてないかもしれないし、ずっと空腹状態を我慢していれば、とりあえず速く食べたい、お腹一杯になりたいと思うのも当然です

依然、芸人のウガンダさんが「カレーライスは飲み物だ」と言っていたけど、それこそ胃腸や消化力が強いからできる芸当だと思います。


20181104095604_2.jpg

つまり原因と結果が逆転しています(逆因果)

繰り返しになりますが、
(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベス著より引用)

「過食が原因で肥満になる、あるいは過食の結果で肥満になるという専門家たち(大部分だが)は、高校の理系クラスで落第点を取るようなレベルの間違いを犯している。
彼らは、私達がなぜ太るのかについて全く何も語らない自然の法則と、私たちが実際に太っている場合におきる現象(過食)を取り上げ、語るべきすべての内容を語っていると思い込んでいる。」
(以上)

【関連記事】→「太った後に、過食し運動しなくなった(怠慢になった)」


3.速く食べるような人の ”生活習慣” 全般が問題だ

速く食べることが肥満に結びつくケースです。

しかし速く食べる事が直接的に太る原因となるのではなく、速く食べるような人の 嗜好や生活習慣そのものが肥満に結びつくと考えます。

これは、私のもつイメージですが、食べることに執着心があまりない人が多いのではないでしょうか? 例えば・・・

・面倒くさい、早く食べ終えたい
・栄養バランスに少し無頓着で、とりあえず空腹が満たされればいい
・お腹が減ってたら食べるけど、時間通りに食べる訳ではない
・貰えた物は断らない(美味しそうに食べる)けど、食べ物がなければないで我慢している

つまりそういう人達は、栄養管理してくれる人がいなければ周りの環境に影響されます
朝食を抜いたり、夜の食事が遅くになったり、生活リズムが乱れがちになるのではと感じます。

つまり『時間』の概念ですね。


また早くお腹が一杯になりたいために、味わって食べることが少ないのではないでしょうか?

ご飯の他に主菜・副菜、味噌汁などがつく日本の伝統的な食事よりも、

すばやく食べれる丼ぶり・ラーメン・カレー・うどんなどの炭水化物の多い食事や、ハンバーグ・から揚げ・ソーセージ・フライなどの食べやすいお肉を選ぶのではないでしょうか?(いわゆる「早い、安い、旨い」


20181104095639.jpg

噛まないから太るのではなく、噛まなくてもいいような柔らかいもの、繊維質の少ないものを食べているのではと推察するのです。
(速く食べる人ほど、食物繊維摂取量が少ないという研究結果もあるようです。)

つまり食べ物の『質』ですね。

そして、『質』『時間』が組み合わされば、私の言う『腸内飢餓』状態もできやすくなってしまいます。


それとは逆に、豆、海藻、キノコ、ゴボウなど繊維質の多い野菜、骨付き肉、尾頭付きの焼き魚・煮付けなどを食べれば必然的にゆっくり食べるのではないでしょうか


20181104103230.jpg


季節の食材を少しづつ味わって食べれば、深い味を感じることができるので、おかずファースト、ご飯は後になるのではないでしょうか?


4.ゆっくり噛んで食べると痩せるのか?

肥満や糖尿病を防ぐには、”ゆっくり噛んで食べることが必要”と言われています。

しかし、「速さ」だけがクローズアップされた事による明らかな間違いが、「ゆっくり噛んで食べると太りにくい」という一部の人の思い込みです。

私がこれまで見た中で、昼食におにぎり(2個くらい)とダイエット系のお茶をよ〜く噛んで食べている女性が2人いました。


20181104095604_1.jpg

2人とも太っていたので、”ゆっくり噛んで食べたほうが太りにくい” と思ってそうしてたのだろうけど、その効果はあっただろうかと想像しますね・・・。

私の理論上で言うと、炭水化物だけをゆっくり噛んで食べても、痩せることはないと断言できます(逆に太りやすい)

『よく噛んでゆっくり食べる』というのは、噛まないといけないような食材を食べるということであり、普段からそういう食べ方をしている人に痩せ習慣の人が多いという事だと思う。


20181104095639_2.jpg

また『食べ順』があるということは、主菜(メインのおかず)の他に副菜が2種以上あるとか、いろんなおかずを食べるという事です。

日本でも昔から 三角食べ が健康のためにもいいと言われていますよね。

牛丼、カレー、ラーメン、ハンバーガー&ポテトだけなら食べ順もないし、それを50回以上噛んで食べて水分で流し込めば、太りやすくなると想像できる。


5.もう一つの推論

”速く食べる” ことが肥満に結びつく理由として、私の『腸内飢餓』の理論でもう一つ考えられることがあります。
あくまで私のちょっとした経験に基づいた推測の域を超えないのですが、紹介したいと思います。

例えば、朝食抜きで昼食を摂るなど、12時間以上食べていない時に起こりうるかもしれません。
御飯とおかずを食べる時に、よく噛むと食べ物が混ざり過ぎてしまい、腸に送られた時に十分にミックスされた状態です

しかし、あまり噛まなければ、一時的に炭水化物と水分のみが腸の表面などに進み、腸内がすべて消化されたような瞬間的な飢餓状態ができるのではということです。



<最後に>

食べる速さだけを議論している人達に言いたい。

食べる速さは様々な病気にも関係してくると言われているけど、単なるスピードの問題ではなく、必ず食べ物の『質』と切っては切り離せないと思います。

昔の伝統的な食が崩壊し、忙しい現代人が手っ取り早く食べれるような食事(早い、安い、旨い)ばかりが街中に溢れていることが一番の問題だと思う。

そういう食事は血糖値が上がりやすいだけでなく、輸入野菜(農薬)、食品添加物、ホルモン剤なども多く、いろんな面から健康を害している。

私の実家は農家で、父が手作りの野菜・旬の食材を食べさせてくれたし、26才から日本料理店で修行していたから分かるけど、もっと日本料理は幅が広く、奥行きが深く、食べる楽しみを与えてくれるものだと思う。

今や日本料理は金持ちだけの料理になってしまって、庶民レベルでは『日本食』は崩壊しつつあるのではないだろうか?

20181104211851.jpg

地方が廃れて農村から若者がいなくなり、伝統野菜の作り手もいなくなって郷土料理・伝統的な加工食品も消えつつある。

若い人がそういった昔からの料理を消費しなければ、この国の農業はいずれ崩壊し、益々、日本の『食』の文化はどこかに行ってしまうのではなかろうか?

”輸入農産物は安いからいい” と思っている人は、もっと高いツケを支払うことになるし、病気にかかる人が増えれば医療費も税金も増え、それは私達にとっても他人事ではない問題である。

そういった、日本の抱える社会全体の問題とも関連があるのではないか




 HOMEに戻る


 

 記事一覧に戻る