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ダイエット・運動

太った後に、過食し運動しなくなった(怠慢になった)

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1.プロローグ


「人はなぜ太るのか?」【ゲーリー・トーベス著】より引用)

過食が原因で肥満になる、あるいは過食の結果で肥満になるという専門家たち(大部分だが)は、高校の理系クラスで落第点を取るようなレベルの間違いを犯している。

彼らは、私達がなぜ太るのかについて全く何も語らない自然の法則と、私たちが実際に太っている場合におきる現象(過食)を取り上げ、語るべきすべての内容を語っていると思い込んでいる。」
(引用以上)

私もこの意見に賛成です。
私のブログの原点もここであり、世界には同じ様に考える研究者が少なくとも数人はおられたことに、少し安堵しました。

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まだ『天動説』が常識の16〜17世紀に「いや、地球が太陽の周りを動いているんだよ・・・」といっても大半の人は信じなかっただろう。

「もし地球が太陽の周りを回っているなら、我々は目が回ってしょうがない・・・」と彼らは反論したに違いない。

だけど、今や地動説が正しいのは誰もが知っています。

同様に、人が太っていくのも「食べ過ぎたカロリーが蓄積されて太る訳ではない」と言っても、今は信じない人が多いかも知れませんが、それこそ真実だと思います。


2.食べ過ぎるから『太った』のではなかった


”過食するから太るんだ、動かないから肥満になるんだ” ということが言われていますが、それに関係する面白い実験結果があります。


(再び著書より引用)
1970年代初期、マサチューセッツ大学の研究者ジョージ・ウェイドはラット(メス)の卵巣を摘出し、その後の性ホルモン、体重および食欲の関係について研究を始めた。

実験の結果は期待通りでラットはガツガツと食べ始め、瞬く間に肥満になった
この実験から、卵巣を摘出したことでラットは過食となり、過剰な脂肪が蓄積し肥満になる。
人においても過食が肥満の原因だと結論づけられるだろう。

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しかし、ウェイドは卵巣を摘出した後にラットに厳格な食餌制限を行うという第2の実験を行った。
卵巣を摘出後のラットには手術前と同じ量の食餌だけが与えられ、過食しないように調整が行われた。

その結果は予想を裏切るものであった。

ラットは好きなだけ与えられたときと同じように、速やかに肥満になった。
これらのラットは完全に動かなくなり、食べ物を得る必要のある時のみ動くようになった


(〜略〜)
ウェイドの説明では、ラットは過食で太ったのではなく、卵巣の摘出によりラットは脂肪を貯め込むようになり、それを補うためにラットはもっと食べるか、消費エネルギーを減らすか、又はその両方を行う

つまり原因と結果がになっている。


(〜略〜)
脂肪組織は入念に調整されていて、
それが消費しないカロリーを投げ込むような単なるゴミ箱ではない。

肥満になる人達は脂肪を制御する方法によってたまたま太ったのであり、その結果としてカロリーを補うために食べる行動(過食)身体的不活発(怠慢)が引き起こされているのである。


(〜略〜)
1970年代
ハーバード大医学部で何千人もの肥満患者に低カロリー食(一日600kcal)の治療法を行ったブルース・ビストリアン(Bruce Bistrian)の言葉。

「減食は肥満に対する処方や治療にはならない。最も目立つ症状を一時的に軽減する方法でしかない。そして、もし減食が治療ではないとすれば、このことは過食が肥満の原因ではないことを如実に示唆している。」
(引用以上)

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(繰り返しになりますが)
私は、激ヤセして30キロ台まで落ちた時、何を食べても胃がつかえるようで食べれませんでした。

特に脂っこい食事は最悪でした。
太ろうとして頑張って食べてはいたけど、何一つ身につきません。

ある時、空腹(厳密には腸の飢餓状態)をつくれば ”太れる” ということに気付き、そうなるように消化の良い炭水化物主体に食べていくことで徐々に太っていきました。(食べる量は昔より少ない)

そして50キロほどになった頃には、身体に筋肉もつき、胃腸の不快感も多少なくなり、以前より楽に食べれるようになっていました。

私の途中経過を知らない人達は
「最近、食べるようになったから太ってきたね・・・」
と言いましたが、

決して食べたから太ったのではなく、

『太れる体になった後に食べて太り、その結果、筋肉もつき食欲が出るようになり、以前より食べれるようになってた』のです。

だから現実はです。


■これは極端な例を考えると分かりやすいかも知れません。
3メートルで250キロの大男がいたとします。


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その人が私たちの5倍の量の食事をペロッと食べたとしても、『凄く食べるから大きくなったんだ・・・』とは思はないでしょう。
むしろ、『大きいからあんなに食べれるんだ・・・』と思いますよね。


3.太った後に、運動しなくなった事例


(「痩せたければ脂肪を摂りなさい」 【ジョン・ブリファ著】より引用)

運動と肥満の関係を見た場合、長距離マラソン選手やツール・ド・フランスの自転車選手を見れば痩せている人が多いのは事実です。

そこで ”運動をすれば痩せれる”と考えます。

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しかし子供の頃を思い出してください。

元々痩せている人やそういう体型の人がマラソンランナーや自転車選手になるからではないでしょうか?
つまり元々痩せている人がたくさん運動するのであって、ではないでしょうか?

こじつけのように聞こえるかも知れませんが、この考えを支持する証拠があるのです。


■ある調査で、子供の運動量と肥満を3年にわたり調査しました。
そして、運動しない子供ほど体脂肪が多いことがわかりました

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これは予想通りですが、この調査は長期に渡って行われたのでその前後を評価することができました。

現実には、先に脂肪を蓄積した(太った)子供が、その後あまり運動しなくなっていきました

この発見によって、「肥満の子供に運動を促しても、なぜほとんど成功しないのかを説明することができる」と指摘しています。
(引用以上)


私もこのレポートの通りだと思います。

元々痩せている人がマラソンやサッカー選手を志し、しっかりバランスのよい3度の食事を摂っていたからこそ、私の言う”飢餓メカニズム”が起こらずに現状が維持され続けてきたとも言えます(
適度な筋肉はつきながら)
(※お相撲さんの食事の摂り方は真逆です)

つまり、運動しているから沢山食べても消費しているのではなく、3食きっちりバランス良く食べているからこそ飢餓状態が生まれずに脂肪を貯め込む必要がなかったということ・・・
(運動を止めた後に太る場合については、別の機会に説明します)


4.これらの事実が指し示すもの


これらが指し示す事実は、カロリーを減らすことや運動で一時的には痩せても、一生続けられなければ、いずれリバウンドしてしまうということ(それが真の原因ではないから)。


【関連記事】➡「なぜ、ダイエット(食事制限と運動)は失敗に終わりやすいのか?」


体には太る理由が先にあって、その為に脂肪を貯め込んでいるのです。
そして結果としてすごく食べる人がいたり、運動することが苦手で憂鬱になるのです。

当然、”少食だけど太ってしまう”というのは何か(ホルモン等)の異常ではないはずです。

また、”大食いだけど太らない”というのも『太る理由』が体にはないからです(痩せの大食い)。


どちらも『カロリー・食べ過ぎ』という視点で見るから、
「なぜ?」と考えてしまうけど、そもそもの考えを改める必要があるのではないでしょうか?


【関連記事】➡「”太る”という言葉の2つの意味

”カロリーの摂り過ぎが太る”から視点をかえると




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