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相対性

絶対量ではなく『相対性』の意味(広義)

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私の考えも90%近くは出し切りました。
”結局、何が言いたいの?”と思われる方もおられると思うので、これまでの簡単なまとめと、このブログの核心部分についてお話します。

おそらく読んでくれている何割かの方は「想像していたのと違う」と思って、このブログを去っていくかもしれませんが、私は自分が経験した事実をありのままに書くだけです。

(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベス著 より引用)
「科学の歴史は別の解釈を示している。人々がこの仮説について1世紀以上考え、何十年も真偽を確認しようと試み、それでもなおそれが真実であると納得させるエビデンス(科学的根拠)が生み出せないとすれば、おそらくそれは真実ではない。
(〜略〜)
これは科学の歴史において、一見、理屈に合っていると思われる多くの考えのうち、一度も成功しなかったものの1つである。そしてすべてを再考し、どうすれば体重を減らすことができるのかを見つけ出さなくてはならない。」

(引用以上)

1.絶対量で比較するから間違う

絶対量で比較するというのは、カロリーを多く摂れば太る、消費すれば痩せれるというような考えですね。また最近では、炭水化物(糖質)を減らす動きが顕著ですよね。もちろん、これらは基本的なエネルギー源であるし、体脂肪にもなるでしょう。

しかしこの説明では、「多く食べないのに太ってしまう人」や、「多く食べても太れない人」は説明ができません。

結局、運動不足や代謝など一見理屈に合いそうな事を並べて説明し、最終的には体質と言ってごまかしているだけです。

頑張ってカロリーを減らしても、食事を減らしてもダイエットは中々成功しないのだから、量は直接的な原因ではなかったということです。

(「I can make you thin "食べるダイエット"」Paul McKenna著より引用)

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食事を減らして痩せようとする人の9割以上はダイエットに成功しないことが、科学的な研究によって明らかにされています。
「新しいダイエット法のおかげで体重が減りました。」と言われたら私は「6か月後にもう一度様子を教えてほしい」と答えます。
(〜略〜)
多くの場合、彼らはある方法で食事制限し、体重を落とし、数か月後にリバウンドします

(以上)

カロリーは太るために必要なのは間違いないが、この場合『太る』という言葉に2つの解釈があり、それが混同されて使われているということを私は言いたい。

【関連記事】→「”太る”という言葉の2つの意味」


2.私の言う『相対性』とは?

(1)最も簡単に言うと、相対的に(他との比較又は自分との比較において)『空腹』を多く我慢している人が太りやすいということです。同じように食べても、早く消化してしまう人の方が、体は相対的に「食べ物がない」と認識しているのです。

厳密には、単なる空腹で太るわけではありません。
「空腹」とは人の頭で感じているだけであり曖昧な表現です。

7〜8mあると言われる腸(おそらく小腸)で「すべての物質が消化された状態」(腸内飢餓状態)が『食べ物がない状態』と認識され、太りやすいと言えます(多く食べても、炭水化物や消化の良いおかずでは飢餓状態が起こる)。

また完全に消化されなくてもそれに近い状態で食事が繰り返されると、徐々に肥満になる傾向が強いと考えます。


■飢餓に対する『蓄え』として体に脂肪を溜め込むという考えは、研究者なら誰でも一度は考えるでしょう。

しかし、この理論は歴史上では研究者から否定(抹殺)された考えだそうです。
なぜなら、太っている人はよく食べる人が多いし、アフリカの難民は栄養失調で痩せているからです。


ある人は言うかもしれません。
「もし飢餓状態で太るなら、アフリカの難民は太るだろ・・」

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しかし、これは本当の飢餓状態(栄養失調)であり、私の言う「腸の飢餓状態」とは異なることを理解してください。現実問題として世界の貧困層でも肥満は問題になっているのです。

そこに共通するのは、カロリーや糖質(砂糖)の摂り過ぎではなくて、食べ物の『質』『バランス』です。

【詳しく見る】→「豊だから太るのか、貧困が太るのか?」


(2)もう一つの『相対性』の意味は、”腸内飢餓状態” はいろんな条件が重なって起こるということです。つまり一つの条件では起こらなくて、「他との関係性」によって、いくつかの条件が重なって生まれるということです。

つまり、朝食を抜いたとか、夜遅くに食べたとか、ジャンクフードを食べたとか、1つの理由では起こらないということです。

そこにはいくつかの条件の重なりがあります。
主たるものは、以下です。

a)何を食べるか(食べ物の『質、バランス』)
b)食べてから次の食事までの『時間』
c)消化力(胃腸の丈夫さ)
d)前の食事(さらにその前)で何を食べたか?

【詳しく見る】→「偏食と不規則な生活が腸内飢餓をつくる(3要素+1)」


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もし遺伝的(先天的)な要因があるとしたら、私は以下のように考えます。

・消化力の強さ(家系や人種による差異。もちろん後天的な部分もあるだろう)
・性格(せっかちでない。おおらか・のんびりとした性格)
・食への関心度、好き嫌い(食事バランスなどに神経質でない。食にこだわらない)
※幼少期の影響で、両親の生活スタイルが遺伝する場合もあるだろう。


(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベスより引用)
ブリヤーサバランは『味の生理学』(1825年出版)の中で、肥満に関する第2章を盛り込んだ。
彼は30年の間で”肥満に脅かされているか苦しんでいる”夕食の仲間と500回以上も会話を交わし、これにより確実な肥満の原因を見つけた。

その一番目は、太りやすい生来の性質であった。彼は「すべてが平等の中で、多くの脂肪を消化できる能力を持つ人は、いわば肥満になるように運命づけられている」と書いた。
2番目は「澱粉と小麦粉であり、砂糖と一緒に使用されると速やかに、そして確実に効果を示す」と付け加えた。

(以上)


3.なぜ飢餓状態で太るのか?

私のブログの中では、腸内飢餓状態が起こると、”基本体重(Base Weight)がアップする” とお伝えしましたが、それが何を意味するのかを説明します。

説明上、植物を例にとって説明します。

(1)食べ物を食べて太るというのは、肥料を与えるということです。もちろん肥料は定期的に与えなければなりません。

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これは私たちの食事に相当します(1日1食でもバランス良く与えれば、腸の中にはまだ十分吸収できる栄養はあります。)

しかし、与えすぎたからといって植物が大きくなるわけではないです。むしろ頻繁に与えると逆効果のときの方が多いのです。それは人間でも同じです。



(2)腸内飢餓状態ができて基本体重(Base Weight)がアップして太るというのは、植物の根が広がることを意味しています。

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植物は栄養がない時に、栄養を求めて地中深くに根を張りますが、我々人間も6m以上もあると言われる腸全体ですべて消化した時、同じような現象が起きます。

腸のヒダ(絨毛)が伸びる訳ではありませんが、似たような現象が起きます。つまり、吸収できる絶対的なレベルがアップし、同じものを食べていても即座に太ります。(それは1年で3キロかもしれないし、わずか数日で数キロ太ることもある:激太り)

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(↑雑草の根:栄養を与えなくても育つ)


もちろん水だけで太る訳ではないが、「水を飲んでも太る」という表現は、あながち間違った表現ではない。それくらい吸収率がいいということ。

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<一度太ると痩せにくくなります>

この体重がアップするメカニズムを、私は基本体重(Base Weight)がアップすると説明しましたが、そこが基本的に ”釣り合っている体重” ということです。

ダイエットで一時的にカロリーを減らすというのは、与える肥料を減らすということですが、たとえ一時的に体重が減ったとしても、また普通の食事に戻れば元の体重までは基本的に戻る可能性が高いでしょう。

リバウンドして前の体重より増えてしまうというのは、食事を抜いたりして空腹を我慢するダイエットでは腸内飢餓状態ができやすくなり、吸収できるレベルがさらにアップすることです。


<筋肉も同時につく>

体脂肪がついた後にそれを支えるために筋肉がつくのではなく、栄養全体の取り込みがアップするので、少なくともある程度の体重まではほぼ同時に筋肉もつくと考えます。太っている人が体脂肪を落とすと、胸板が厚く非常に筋肉質です。体脂肪がついたのちに、その重さを支えるために胸板が厚くなるでしょうか?


<原因と結果が逆転する>

消化酵素、ホルモンなどもタンパク質(アミノ酸)からできるので、消化する能力や食欲もアップすることが考えられます。

だから体の大きい人、胃腸の丈夫な人が他の人より多く食べたからといって、不思議ではありません。多く食べるから太るのではなく、体が大きくなればなるほどお腹がすく、だから多く食べてしまうという逆因果(原因と結果の逆転現象)が存在する。

【関連記事】→「太った後に、過食し運動しなくなった」


<太りやすい人はより太りやすく、太らない人は何歳になっても太らない>

もし全員が同じように食べたとしても、体の大きい人・太っている人のほうが空腹を我慢していることが多く、相対的に少なく食べていることになり、太りやすくなる傾向があります。適度に多く食べても太るし、食事を我慢して抜いたりすればさらに太りやすくなるという悪循環におちいる場合がある。

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【詳しくはこちらを】→「相対的に少なく食べている、とはどういうことか?」


逆に痩せている人が、毎日3食ある程度のバランスをもって小まめに食べれば、腸内飢餓状態はできず、摂取カロリーに関係なく一生体型が変わらないことの方が多い。

よって、「太りやすい体質」「太らない体質」というのは、肥満遺伝子などではない。

また私のようにすごく痩せている人にとっては、痩せることにより摂り込める蛋白質・栄養素なども減り(私は今でも貧血気味だが)、胃腸を支える筋肉は落ち、消化する能力も衰えてしまう。これが太れない人にとっての悪循環である。

【関連記事】→「痩せたい人、太りたい人が逆をしているとは?」




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相対的に少なく食べている、とはどういうことか?

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1.相対的に少なくとは?

私にはずっと違和感がありました。

職場で80キロ近い職場の友人(K君)と一緒に昼食を食べたとき、
渡辺さん「もっと食べないと太らないよ・・・」と言われていましたが、
Kも食べるおかずは同じです。ごはんの量が少し多いだけでさほど変わりません。

その違和感とは・・・・

友人Kの方が『相対的に少なく食べている』
私の方が『相対的に多く食べている』(量的にも、質的にも)ということです。。


2.柔道の例

はじめに、『柔道』に例えて説明したいと思います。

下は45キロから、60キロ、上は90キロ近い選手が混じって練習をするとします。

45キロの選手は体重では各上の選手とばかりあたるので、相対的にハードな練習をこなしていることになります。

特に90キロの選手と当たるとなると、体格では2倍の差がありますし、力では絶対かないません。

逆に、90キロの選手から見ると、あたる選手は自分よりも体格で劣る選手ばかりで、相対的に楽な練習をしていると言えます。

同じ練習をしただろと言っても、その人によってハード差感じ方はは異なるわけです。
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3.配送センターの例

『配送センター』に例えて見ましょう。

毎日、荷物を分別して出荷するセンターがあったとします。
処理能力500個の配送センターAと、処理能力800個の配送センターBがあったとします。

500個の荷物が来たとき、Aは一杯々ですが、Bはまだまだ余裕があります。

700個の荷物が来たとき、Aは少しお手上げ状態で従業員も残業しなくてはいけませんが、Bはまだ余裕があります。
つまり、荷物として集まってくる量は同じでも、その配送センターの処理能力が違えば内部で起こっている出来事は違います

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これを食べ物で考えるなら、”センターに集まってくる荷物”は食べる量(経口摂取量)です。


4.食べる量は同じでも、内面では違う

もう私が何を言いたいのかお分かりですよね〜

3人が一緒に昼食を食べたとします。
会社の同僚とランチしたり、部活の友人などで食事に行って同じ物を食べることってよくありますよね〜
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Aさん:90キロ
Bさん:55キロ
Cさん:45キロ

全員が同じ『ハンバーグランチ』を食べたとします。

食べた量(経口摂取量)として考えると、全員が同じ量・同じカロリーを食べたことになりますが、

身体の大きさを考慮に入れると、

45キロのCさんが相対的に多く食べていることになります。

90キロのAさんはCさんに比べ身体も2倍近いし、当然胸板も厚く、胃腸の大きさも大きい、
消化する能力(消化酵素、胃酸の働き)も高いと考えることができます。

つまりAさんは、BさんCさんと比べて(量的に見て相対的に少なく

質的に見て相対的に簡易なものを食べている、ということです。

ここで『質的』とは、同じお肉1枚でも消化酵素の強い人のほうが早く消化できてしまうということです。
当然、欧米人であればタンパク質や脂肪に対する消化酵素が日本人より強かったりということです。


ここで、Aさんがご飯を大盛にしたとします。

経口摂取量として考えると、「やはりよく食べるから太っているんだな・・・」と思うかもしれませんが、
身体の大きさを考慮すると、(炭水化物を多くしただけなので)それでも相対的に少なく食べていると言えます。

結局のところ判断の基準は、”その人の消化する能力””食べ物の” 関係において決まるものであり、

早く空腹になる人は他の人と同じ量を食べていても、身体の仕組み上は飢餓を作りやすくなります。

その為、子供の頃から太っている人や、胃腸の丈夫の人のほうが、より太りやすくなるという慣性が働きます。



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