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カロリーと肥満の関係は熱力学で説明できるのか?

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まず、こちらの記事を先にお読みください。

【カロリー意味あるの?カロリーの歴史はやはり神話なのか?】

1900年代初期にカール・フォン・ノールデン(ドイツ人の糖尿病専門家)が
「私たちは消費するよりも多くのカロリーを摂取するから肥満になる」と初めて主張されました。

つまりこの主張が現代まで脈々と続いて、
「カロリーの摂り過ぎや運動不足が太る原因である」と言われているようです。

今回は、その理論の根拠とされた「熱力学の法則」(エネルギー保存の法則)について説明したいと思います。


1.「入るカロリー / 出るカロリー」と熱力学の法則


(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベス著 より引用)

熱力学には3つの法則があるが、
専門家たちが「人はなぜ太るのか?」を決めているとするのは第一法則である。

この法則は 『エネルギー保存の法則』 としても知られ、


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「エネルギーはつくられることも壊されることもなく、単に1つの形から別の形へと変わる」ということを示しているだけである。

熱力学の第一法則は単純なため、
専門家たちがどのように法則を解釈するかが問題となる。

この法則は
「何かが大きくなる時は、より多くのエネルギーがそこから出るよりも入らなければならない」
としているのである。

これは真実である。真実でなければならない。

しかし、この法則はなぜそれが起きるのかについては何も示していない。

論理学者はこの法則には、原因についての情報が全く含まれないと言うだろう。

例えば、成長期の子供を考えてほしい。

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彼らは成長して、身長・体重が増えていくが、消費量と摂取量の関係で体重が増えていくわけではない。


■ここで「部屋がなぜこんでいるのか?」という話を考えてほしい。

部屋に10人の人がいて、11人に増えればさらに混雑し、多くのエネルギーをもつこととなる。

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あなたが私に「部屋がなぜこんでいるのか?」という質問をしたとして、

私が「そうだね、それは部屋を出た人よりも入った人のほうが多いからだよ」と答えたとすれば、おそらくあなたは私が賢いかあるいはバカであると思うであろう。

「もちろん、それは明白だ。しかし、何故か?と聞くだろう。

私は少なくとも、あなたがそう言う事を期待する。

なぜなら、私はまだ原因についての情報を与えていないからである。

”過食が私達の肥満の原因である”と結論づけるために熱力学を利用すると、このようなことが起きる。
(〜略〜)

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(引用以上)

【関連記事】→「太った後に、過食し運動しなくなった」


2.人体は化学反応の塊である


(「やせたければ脂肪を摂りなさい」ジョン・ブリファ著より引用)

熱力学の第一法則は、「エネルギーは作り出すことも消滅することもできない」というものです。
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したがって、熱力学の第一法則は体重管理に関することにはあてはまりません。
(引用以上)

【関連記事】→ 「吸収量がもっと重要視されるべき」


3.私の考え(体脂肪は何のためにつくのか?)


私達は、牛乳を飲めば飲むほどカルシウムが身に付くわけではないということを経験的に知っています。
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寝たきりのお婆さんが、毎日5杯の牛乳を飲んだからといって、骨が丈夫になる訳ではないし、むしろ逆効果。たった牛乳1杯でも、運動したり空腹で飲むことにより吸収力は高まり、骨はより丈夫になるでしょう。

筋肉だって、痩せている人が肉を多く食べれば筋肉が太く肥大化するわけではないのを知っています。筋肉を酷使し、負荷を最大限にかけている人の方がより太くなるはずです。

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つまり、人の体は逆の反応です。

体脂肪は、ひどい空腹や飢餓に備えて(今度いつ食べれるか分からないから)蓄えられるのです。

カロリーはもちろん必要ですが、食べて(前よりも)太ったのは 結果です。

原因ではありません。
(上述の例で言うと、部屋にいる10人が11人になったということ)


■『カロリーの原則』(摂取が消費を上回れば太る)は私達の社会通念に深く浸透していますが、

”食べても太らない人”や”大食いではないのに太っている人”は沢山いますよね。

それを”体質”という曖昧な言葉でごまかすのはもうやめにしませんか!!

そろそろ、『カロリーの原則』は見直されるべきではないでしょうか・・・。


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