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カロリーを単純合計することに意味はない

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1.人の体はそれほど単純ではない

一日の摂取カロリーを単純に合計して消費カロリーと比較し、太った(あるいは痩せた)を議論することにそれ程意味がないという話をしたいと思います。

よくテレビなどで、栄養士や医師などが
太ってしまった人と痩せている人の違いを説明するときに使うフレーズ。

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一日の摂取カロリーを単純に合計することは、
大量調理(給食や老人ホーム)などの場合に、平均的な目安として計算することには意味がありますが、一人一人に厳密にあてはめても意味がないし、過体重・肥満はまた別の問題です。

2.単純に合計することに意味のない理由・・・

他にも考えられますが、今回は私独自に3つの点を説明したいと思います。

(1)体重が増えるのには2通りの意味があり、現状維持の基点(基本体重)がアップするのは飢餓メカニズムなので、カロリーの絶対量に直接起因しない。


【関連記事】➡「”太る”という言葉の2つの意味」


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(2)食べた物の ”カロリー” と ”消費カロリー” を比較しても仕方ない


※詳しくはこちら「吸収量がもっと重要視されるべき」


カロリーに限らず栄養素すべてにおいて、食べたものがすべて消化・吸収できているわけではなく、消化率や吸収率には個人差が大きいと考えます。


また表示カロリーは「燃焼熱」から計算されているようですが、体内での反応は化学反応です。だから、表示されるカロリー数や栄養の数値を鵜呑みにしても余り意味のないことです。

本来比較すべきは、腸からの吸収量のはずです。

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私の場合は少なくとも、吸収率という限界が「太る」ということへの壁を作っていたし、今もそうです。
食べても太れないという人は、代謝よりむしろ『吸収率』によって取り込める限界があると考えます。

よく、「あなたは食べても太らないなんて、効率悪いね・・・」と言いますが、その通りなんです・・・

これを例えば、量で補おうとしても下記の(3)の理論により、相対的に吸収率は低下するので増えません。


(3)吸収率は一定ではなく、空腹や運動で高まる 


空腹や運動で栄養は高まり、空腹でもないのに摂取すると吸収力は相対的に低下し、トータルでは現状維持を保つように働く。

いつも同じペースで吸収しているのではなく、腸で調整されているために、その人の現状維持が保たれていると考えます。それは体温がいつも36度前後に保たれているかのごとくです。(また、カロリー摂取量を減らせば代謝量も低下するということも実験で証明されている。)


つまり、昼食を軽くして夕食まで我慢したとしても、お腹の中には朝に食べたものが残っており、そこから栄養を摂ろうと体は必死に頑張っているんです。

吸収できる栄養がお腹になければ、体に蓄えられている栄養を一時的に分解して使うこともあるでしょうが、空腹が続けば続くほど夕食を摂ったときの吸収率も高まります。

そして、トータルではその人の現状維持を保とうとします。



 昼食:かつ丼(約 800kcal)

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かつ丼をおにぎりに替えてみると  ↓ ↓ ↓ ↓ ↓ 


(おにぎり2個:約430kcal)
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単純に−370kcalだからと言っても、それは数値上だけのことであり、人の体はそれほど単純ではありません。
むしろ、昼から夕食の間に飢餓メカニズムが生じ、太る原因となることも・・・


また逆パターンとして、太りたい人が無理してたくさん食べたとします。
お腹も減ってないのに無理して食べても相対的に吸収率は低下します。
(注:もちろん、これも個人差があります)

3〜4時間かけて消化され胃袋をやっと出て、

『これから吸収するぞ・・・』
という時に、また胃に食べ物が運ばれてくるわけだから、

体は『また、食べ物が入ってきたぞ・・・あれから栄養を摂ればいいや・・・』という風になるわけです。
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昔から『空腹こそ最大の栄養』と言われる所以がわかりますね〜
吸収率をアップさせるのは『空腹』『運動』(特に筋肉への負荷運動)なんです。




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