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カロリー

2017.06.11

1日あたり20キロカロリーの重要性とは?

<目次>

  1. 1日あたり20kカロリーで何が変わるのか?
  2. 足し算、引き算では出来ないこと

私は、「人にはそれぞれ現状維持的な機能がある」と言いましたが、それと関連する面白い記事があったので紹介します。

【関連記事】 → 「一番優先されているのは現状維持」

1.1日あたり20kカロリーで何が変わるのか?

(「人はなぜ太るのか?」 【ゲーリー・トーベス著】より引用)
体脂肪を毎年新たに2ポンド(約1kg)ずつ、25年間に50ポンド(約23kg)増やすためには、私達は毎日、何kカロリー多く食べなければならないのか?
答えは1日当たり、20kカロリーである。

【1日当たり、20kカロリーの超過】 × 【365日】 とすれば、毎年7千kカロリーをやや上回る量のエネルギーを脂肪として蓄積し、結果として2ポンド(約1kg)の体脂肪が増加する。

脂肪の蓄積が「入るカロリー/出るカロリー」によって決まるということが真実であれば、「25年間に50ポンド(約23kg)増やすためには、毎日、平均でたったの20kカロリーを余分に摂取するだけでよい」ということである。それを元に戻すためには、毎日の摂取エネルギーを20kカロリー少なくするだけでよい。

20kカロリーは、ハンバーガーやクロワッサンの一口よりも少なく、ポテトチップス枚よりも少なく、ビールの60ml以下である。

米国国立衛生研究所(NIH)が言うように、体重を維持するために必要なことが、「摂取するエネルギーと消費するエネルギーを均衡させること」であるとすれば、1日あたり平均20kカロリーを過剰に摂取した場合には、最終的には肥満になるだろう。

自問してほしい。毎日、エネルギーの均衡点を20kカロリー超えることで、徐々に肥満となるのであれば、どうすれば痩せたままでいることが可能なのだろうか?

▽実際に、痩せた状態を維持している人たちはかなり多い。
肥満や過体重の人達でさえも、重いなりに、彼らの体重を維持している。さらに太り続けていないのであれば、摂取するカロリーと消費するカロリーを、平均で1日あたり20kカロリー以下に均衡させている。

ほとんど正確に知ることのできない『エネルギー消費量』と釣り合うようにするとしたら、いったい誰がそんなに正確に食べることができるのだろうか?これが、20世紀の前半の「入るカロリー/出るカロリー」が世の中の常識になる前に、この算数に関して研究者達が抱いた疑問である。

2.足し算、引き算では出来ないこと

<1936年>
当時の米国における栄養と代謝の第1人者とされた、コーネル大学のユージン・デュボア(Eugene Du Bois)は、20年間にわたり体重を1kg以上増やさないように管理している75kgの男性は、「入るカロリーと出るカロリー」の誤差を0.05%以内に調節していると計算し、「その正確さに匹敵する機械はほとんどない」と書いた。

デュボアは「私達はいまだに、なぜ太る人がいるのかを理解していない」と書いた。
また彼は「この栄養が過剰な社会において、なぜすべての人が太らないのか?」とも述べ、「身体の活動量と食物の摂取量が激しく変動するなかで、一定の体重を維持することほど不思議な現象はない」と付け加えた。

多くの人たちが何十年も痩せたままでいる事実(現在ではデュボアの時代よりは少ないが)、そして肥満の人達でさえいつまでも太り続けることはないという事実は、その体重調整において、カロリー理論で説明される以上の 『何か』 が働いていることを示唆する。(引用以上)

  

2017.05.24

カロリーの祖、ノールデン氏の文書(日本語訳)

まだの方は、こちらの記事を先にお読み下さい。
「カロリー意味あるの?カロリーの歴史はやはり神話なのか?」

▽ゲーリー・トーベス氏によると、
1900年代の初頭に「私達は、消費するよりも多くのカロリーを摂取するから太るんだ」(カロリーの原則)ということを初めて言ったとされるのが【カールフォン・ノールデン氏】(ドイツ人医師、1858~1944)です。
今回はそのノールデン氏の本を翻訳しました(一部のみ)。
  

■インターネットのアーカイブはこちらからご覧になれます。("Obesity"=「肥満」  p.693~)

■英文はこちらから(p.693~695)

■日本語訳はこちらから(p.693~695)

ウェキペディア(Wikipedia)によると、この本は論文等ではなく出版本(1907年)と考えられますが、その当時、ノールデン氏がどれほどの影響力をもっていたかというのは、1905年10月の”New York Times”の記事を見てもお分かり頂けると思います。(この記事も私が独自に入手いたしました)
ノールデン氏が、アメリカで6回の講演を行うという内容です。

  

この中で、ノールデン氏のことが書かれています ↓↓↓

(日本語訳)
ノールデン教授は、腎炎や肥満、その他の代謝障害による慢性疾患の研究者として最も著名な人物である。
彼は、この医学分野の多くの研究の著者(創始者)であり、世界の基準として認められている。

(日本語訳)
教授はCothamホテルに滞在し、多くの来訪者を受けている。彼のニューヨークでの知人は医療専門家だけではない。彼の個人病院では数多くの著名なニューヨーカーが治療を受けているためだ。彼がいつドイツに戻るのかは未定だが、おそらく帰国までの間に複数の主要な医療センターを訪問するであろう。(以上)

▽この著書のその後については、まだ調べているところですが、ノールデン氏が、肥満や糖尿病の権威であったからこそ、あっという間にカロリーの原則「入るカロリー、出るカロリー」が世界中に広まってしまった可能性はあります。
  

2017.03.27

カロリーと肥満の関係は熱力学で説明できるのか?

<目次>

  1. 「入るカロリー / 出るカロリー」と熱力学の法則
  2. 人体は化学反応の塊である
  3. 私の考え(体脂肪は何の為につくのだろう?)

まず、こちらの記事を先にお読みください。
【カロリー意味あるの?カロリーの歴史はやはり神話なのか?】

1900年代初期にカール・フォン・ノールデン(ドイツ人の糖尿病専門家)が「私たちは消費するよりも多くのカロリーを摂取するから肥満になる」と初めて主張されました。
つまりこの主張が現代まで脈々と続いて、「カロリーの摂り過ぎや運動不足が太る原因である」と言われているようです。
今回は、その理論の根拠とされた「熱力学の法則」(エネルギー保存の法則)について説明したいと思います。

1.「入るカロリー / 出るカロリー」と熱力学の法則

(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベス著 より引用)
熱力学には3つの法則があるが、専門家たちが「人はなぜ太るのか?」を決めているとするのは第一法則である。

この法則は 『エネルギー保存の法則』 としても知られ、「エネルギーはつくられることも壊されることもなく、単に1つの形から別の形へと変わる」ということを示しているだけである。熱力学の第一法則は単純なため、専門家たちがどのように法則を解釈するかが問題となる。

この法則は「何かが大きくなる時は、より多くのエネルギーがそこから出るよりも入らなければならない」としているのである。これは真実である。真実でなければならない。しかし、この法則はなぜそれが起きるのかについては何も示していない。論理学者はこの法則には、原因についての情報が全く含まれないと言うだろう。

▽例えば、成長期の子供を考えてほしい。彼らは成長して、身長・体重が増えていくが、消費量と摂取量の関係で体重が増えていくわけではない。

▽ここで「部屋がなぜこんでいるのか?」という話を考えてほしい。
部屋に10人の人がいて、11人に増えればさらに混雑し、多くのエネルギーをもつこととなる。あなたが私に「部屋がなぜこんでいるのか?」という質問をしたとして、私が「そうだね、それは部屋を出た人よりも入った人のほうが多いからだよ」と答えたとすれば、おそらくあなたは私が賢いかあるいはバカであると思うであろう。「もちろん、それは明白だ。しかし、何故か?」と聞くだろう。


私は少なくとも、あなたがそう言う事を期待する。なぜなら、私はまだ原因についての情報を与えていないからである。
「過食が私達の肥満の原因である」と結論づけるために熱力学を利用すると、このようなことが起きる。(~略~)

過食が原因で肥満になる、あるいは過食の結果で肥満になるという専門家たち(大部分だが)は、高校の理系クラスで落第点を取るようなレベルの間違いを犯している。彼らは、私達がなぜ太るのかについて全く何も語らない自然の法則と、私たちが実際に太っている場合におきる現象(過食)を取り上げ、語るべきすべての内容を語っていると思い込んでいる。(引用以上)

2.人体は化学反応の塊である

(「やせたければ脂肪を摂りなさい」ジョン・ブリファ著より引用)

熱力学の第一法則は、「エネルギーは作り出すことも消滅することもできない」というものです。ところが、熱力学の第一法則は閉鎖系についての法則です。これは人間にあてはまるのでしょうか?

あてはまりません。人間の体は実際、食べたものと糞尿などの老廃物というかたちで、物質を周囲の環境とやり取りしています。さらに第一法則は化学反応の起こらない系についての話です。しかし人体は『化学反応』の塊です。
したがって、熱力学の第一法則は体重管理に関することにはあてはまりません。(引用以上)

【関連】→「吸収量がもっと重要視されるべき」

3.私の考え(体脂肪は何の為につくのだろう?)

私達は、牛乳を飲めば飲むほどカルシウムが身に付くわけではないということを経験的に知っています。寝たきりのお婆さんが、毎日5杯の牛乳を飲んだからといって、骨が丈夫になる訳ではないし、むしろ逆効果。たった牛乳1杯でも、運動したり空腹で飲むことにより吸収力は高まり、骨はより丈夫になるでしょう。

筋肉だって、痩せている人が肉を多く食べれば筋肉が太く肥大化するわけではないのを知っています。筋肉を酷使し、負荷を最大限にかけている人の方がより太くなるはずです。

つまり、人の体は逆の反応です。体脂肪は、ひどい空腹や飢餓に備えて(今度いつ食べれるか分からないから)蓄えられるのです。カロリーはもちろん必要ですが、食べて(前よりも)太ったのは 結果です。原因ではありません。(上述の例で言うと、部屋にいる10人が11人になったということ)

■『カロリーの原則』(摂取が消費を上回れば太る)は私達の社会通念に深く浸透していますが、”多く食べても太らない人” や ”大食いではないのに太っている人” は沢山いますよね。それを『体質』という曖昧な言葉でごまかすのはもうやめにしませんか!!そろそろ、『カロリーの原則』は見直されるべきではないでしょうか・・・。

2017.03.07

カロリー意味あるの?カロリーの歴史はやはり神話なのか?

<目次>

  1. 「入るカロリー / 出るカロリー」説の誕生
  2. 今もなお、増え続ける肥満
  3. ノールデンの書物

プロローグ

私はリサーチのプロにお願いし国立国会図書館で、『カロリーの摂取量が消費量よりも多いから太る』というような関連の論文を1900年前後から探してもらいましたが、今回は探すことはできませんでした。(このブログの最後に若干の成果を報告します。)
やはり頼りになるのは、この本(ゲーリー・トーベス氏)しかありません。

1.「入るカロリー/出るカロリー」説の誕生

(「人はなぜ太るのか?」ゲーリー・トーベス著より引用)

1900年代初期にドイツ人の糖尿病専門家 カール・フォン・ノールデン(carl von Noorden)「私たちは消費するよりも多くのカロリーを摂取するから肥満になる」と初めて主張して以来、専門家もそうでない人も、ともかく熱力学の法則(エネルギー保存の法則)により、これが真実だと決められていると主張してきた。
(※そして「入るカロリー/出るカロリー」の考え方が世界中に広まっていった。)

1934年ヒルデ・ブルッフ(Hilde Bruch)というドイツの小児科医が米国に移住し、ニューヨークに落ち着いた。
彼はそこでの肥満の子供の数に驚嘆したという(あたかもマクドナルドの1号店の生まれる20年も前の大恐慌の真っ只中である)。

1954年には、ブルッフは「肥満の問題は体が必要とする以上に食べているという単純な問題であり、米国民に広く行きわたった考えである」と述べている。

ブルッフの時代の医師も今日の医師たちも考えが足りないわけではない。彼らは単に、私達が太る理由は議論の余地のないとする『欠陥のある信念体系(パラダイム)』を持っているだけである。
太る理由は、食べ過ぎているか運動が少なすぎるか、その両方であり、したがってそのをすることが治療になると医師たちは言う。(~略~)

1950年ジョン・タガート(John Taggart)(コロンビア大学の医師)は、肥満に関する会議の挨拶で「私達は熱力学の第一法則の妥当性に絶対的な確信をもっている」と付け加えた。しかし、それは「熱力学の法則」が他の物理学の法則以上に物語ることを意味するのではない。

ニュートンの運動の法則、アインシュタインの相対性理論、量子論などが宇宙の特性を示すものであることはもはや疑問の余地はない。しかし、熱力学の法則は 「なぜ人は太るのか?」 については説明していない。

このたった1つの単純な事実(熱力学の法則)を専門家達が理解できなかったために、驚くほど間違った助言がなされ肥満問題の拡大につながった。熱力学の法則が肥満の説明になっているという誤った解釈がなかったら、「消費するよりも多くのカロリーを摂取するから太るのである」という見解そのものが存在しなかったであろう。

世界保健機関(WHO)
「肥満と過体重の根本的な原因は、摂取したカロリーと消費したカロリーのエネルギー的不均衡である」と言っている。
似たような表現が、米国疾病予防管理センター、英国医学評議会、フランス国立保健医学研究機構、ドイツ保健省などで使われている。(~略~)

2004年12月、ニューヨークタイムズ
米国食品医薬品局(FDA)は、「カロリー計算」のメッセージに焦点を当てた消費者教育の活動を開始したいと述べた。それは非常に古く、かつ不変の科学的メッセージ「消費するよりも多いカロリーを摂取する人は体重が増えるだろう。熱力学の法則をうまくかわす方法はない」を強調するものである

2.今もなお、増え続ける肥満

肥満の流行を考えてみよう。
50年前、表向きは米国人の8~9人に一人が肥満と考えられていたが、今日では3人に1人が肥満であり、過体重まで含めると3人に2人となる。
この数十年間の肥満の蔓延において「入るカロリー/ 出るカロリー」のエネルギーバランスの概念が幅をきかせたため、公衆衛生を担当する役人たちは、その原因を、私達が彼らの指示(運動をすること、食事を減らすこと)を守らないからだと思い込んでいる。

1998年マルコム・グラッドウェル(Malcolm Gladwell)(ジャーナリスト)は、雑誌 ”The New Yorker” でこの矛盾をついた。
彼は「私達は摂取するカロリーを減らし、運動をしなければ体重が減らないことを教えられてきた」と書いた。さらに、「実際にこの勧告についていける人がほとんどいないということは、私達の力不足、あるいは勧告に欠陥があるからである。医学の通説は自然と前者(私達の力不足)の立場をとる。(~略~)医学の通説が過去にどれほどの間違いを犯したかを考えると、それは不合理ではない。彼らの勧告が正しいかどうかを検討する価値はある」 と述べている。

(ゲーリー・トーベス氏)肥満は、エネルギーバランス、あるいは「入るカロリー/ 出るカロリー」または過食による異常、熱力学とは何の関係もない。もし私達がこれを理解できなければ、「人はなぜ太るのか?」という問題に対し、これまでの慣習的な考え方へと後退してしまう。それがまさに1世紀にわたって続く泥沼である。(引用以上)

3.ノールデンの書物

テレビの番組ではあいかわらず、医師や栄養士が「"消費された以上に食べれば太る" のは小学生でも分かることです・・」「太る原因は食べ過ぎか、運動不足です・・・」と自信満々に言っているのを見ると、私は本当に嫌な気持ちになるんです。しかしそれって、凄く薄っぺらで、いかに根拠のない事柄であるかがお分かり頂けたかと思います。

次号以降で、『カロリーと熱力学の法則』について詳しく説明したいと思います。
また冒頭で、若干の成果といいましたが、カール・フォン・ノールデンの書(論文?)を入手することができました。これも翻訳してみて、皆さんに紹介できればと思います。お楽しみに!

「代謝と実践医学」(Chapter Ⅲ、”Obesity(肥満)” )

2015.06.27

カロリーを単純合計することに意味はない

<目次>

  1. 人の体はそれほど単純ではない
  2. 単純に合計することに意味のない理由

1.人の体はそれほど単純ではない

一日の摂取カロリーを単純に合計して消費カロリーと比較し、"太った(あるいは痩せた)"を議論することにそれ程意味がないという話をしたいと思います。よくテレビなどで、栄養士や医師などが太ってしまった人と痩せている人の違いを説明するときに使うフレーズがこれではないでしょうか?(下の図)。

(TVでよく聞く栄養士のフレーズ)

一日の摂取カロリーを単純に合計することは、大量調理(給食や老人ホーム)などの場合に、平均的な目安として計算することには意味がありますが、一人一人に厳密にあてはめても意味がないし、過体重・肥満はまた別の問題です。

2.単純に合計することに意味のない理由・・・

他にも考えられますが、今回は私独自に3つの点を説明したいと思います。
  

(1)体重が増えるのには『2通り』の意味がある。

基本体重(BW)に戻る場合(図のの矢印)はカロリー値の大小が影響しますが、基本体重(BW)がアップするのは腸の飢餓メカニズムなので、カロリーの絶対値に直接起因しません。
むしろ空腹を長時間にわたり我慢している事、バランスの悪い食事などが太る原因となります。

【関連記事】➡「”太る”という言葉の2つの意味」

(2)食べた物の 表示カロリー合計 と ”消費カロリー” を比較しても仕方ない

※詳しくはこちら→「吸収量がもっと重要視されるべき」

カロリーに限らず栄養素すべてにおいて、食べたものがすべて消化・吸収できているわけではなく、消化率や吸収率には個人差が大きいと考えます。また表示カロリーは「燃焼熱」から計算されているようですが、体内での反応は胃酸や酵素による化学反応です。だから、表示されるカロリー値や栄養の数値を鵜呑みにして合計しても余り意味のないことです。本来比較すべきは、腸からの吸収量のはずです。

食べた物と消費量で比較は無理

私の場合は少なくとも、吸収率という限界が「太る」ということへの障壁となっていたし、今もそうです。食べても太れないという人は、代謝よりむしろ『吸収率』によって取り込める限界があると考えます。よく、「あなたは食べても太らないなんて、効率悪いね・・・」と言いますが、その通りなんです・・・これを例えば、量で補おうとしても下記の(3)の理論により、相対的に吸収率は低下するので増えません。
  

(3)吸収率は一定ではなく、空腹や運動で高まる 

空腹や運動で栄養の吸収は高まりますが、空腹でもないのに無理して摂取すると吸収力は相対的に低下します。

いつも同じペースで吸収しているのではなく、腸で調整されているために、その人の現状維持が保たれていると考えます。また、カロリー摂取量を減らせば代謝量低下するということも実験で証明されています。つまり食べる量が減っても、ある程度の範囲であれば、体はできる限り調整しバランスを保とうとするのです。それは体温がいつも36度前後に保たれているかのごとくです。

つまり、昼食を軽くして夕食まで我慢したとしても、お腹の中には朝に食べたものが残っており、そこから栄養を摂ろうと体は必死に頑張っているんです。吸収できる栄養がお腹になければ、体に蓄えられている栄養を一時的に分解して使うこともあるでしょうが、空腹が続けば続くほど夕食を摂ったときの吸収率も高まります。そして、ある程度の範囲内であればトータルではその人の現状維持は保たれます。

➡昼食のかつ丼(約 800kcal)をおにぎり(2個:430kcal)に替えてみると、計算上は単純に-370kcalですが、それは数値上だけのことであり、人の体はそれほど単純ではありません。

むしろ、昼から夕食の間に飢餓メカニズムが生じ、長い目で見ると太る原因(BWのアップ)となることも・・・

▽また逆パターンとして、太りたい人が無理してたくさん食べたとします。お腹も減ってないのに無理して食べても相対的に吸収率は低下します(:バーベルなどの激しい筋力トレーニングの場合はプロテイン・牛乳などを摂ることも必要)。

3~4時間かけて消化され胃袋をやっと出て、『これから吸収するぞ・・・』という時に、また胃に食べ物が運ばれてくるわけだから、体は『また、食べ物が入ってきたぞ・・・あれから栄養を摂ればいいや・・・』という風になるわけです。

昔から『空腹こそ最大の栄養』と言われる所以がわかりますね~。吸収率をアップさせるのは『空腹』と『運動』(特に筋肉への負荷運動)なんです。

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■今回の記事はこちら。↓↓ 「寝たきりなのに、食べても痩せるのは?(病院・介護編)」 https://www.futoraba.com/blog/162.html 「ほとんど動いいていないからカロリー消費は少ないはずなんですけど・・・」...

飢餓と相対性で考える、太るメカニズムさんの投稿 2019年10月27日日曜日