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相対性

2019.01.16

カロリーの絶対量ではなく『相対性』の意味

<目次>

  1. 絶対量で比較するから間違う
  2. 私の言う『相対性』とは?

私の考えも90%近くは出し切りました。
「結局、何が言いたいの?」と思われる方もおられると思うので、これまでの簡単なまとめと、このブログの核心部分についてお話します。(核心部分パート1)

1.絶対量で比較するから間違う

絶対量で比較するというのは、「カロリーを多く摂れば太る、運動してカロリーを消費すれば痩せれる」というような考えですね。また最近では、炭水化物(糖質)を減らす動きが顕著ですよね。もちろん、これらは基本的なエネルギー源であるし、体脂肪にもなるでしょう。

しかしこの説明では、「多く食べないのに太ってしまう人」や、「多く食べても太れない人」は説明ができません。
結局、運動不足や代謝など一見理屈に合いそうな事を並べて説明し、最終的には『体質』と言ってごまかしているだけです。頑張ってカロリーを減らしても、食事を減らしても、ダイエットは中々成功しないのだから、量は直接的な原因ではなかったということです。

(「I can make you thin "食べるダイエット"」Paul McKenna著より引用)
食事を減らして痩せようとする人の9割以上はダイエットに成功しないことが、科学的な研究によって明らかにされています。「新しいダイエット法のおかげで体重が減りました。」と言われたら私は「6か月後にもう一度様子を教えてほしい」と答えます。(~略~)多くの場合、彼らはある方法で食事制限し、体重を落とし、数か月後にリバウンドします。(以上)

▽カロリーは太るために必要なのは間違いないが、この場合『太る』という言葉に2つの解釈があり、それが混同されて使われているということを私は言いたい。

【関連記事】➡ ”太る”という言葉の2つの意味"

2.私の言う『相対性』とは?

<1つ目の意味>

最も簡単に言うと、相対的に(他との比較又は自分との比較において)『空腹』を多く我慢している人が太りやすいということです。同じ量を食べても、早く消化してしまう人の方が、体は相対的に「食べ物がない」と認識しているのです。
厳密には、単なる空腹で太るわけではありません。
「空腹」とは人の頭で感じているだけであり、主観的で曖昧な表現です。

実際は、7~8mあると言われる腸(おそらく小腸)で「すべての物質が消化された状態」(腸内飢餓状態)が『食べ物がない』状態と認識され、太りやすいと言えます(多く食べても、炭水化物や消化の良いおかずでは飢餓状態が起こる)。
また完全に消化されなくてもそれに近い状態で食事が繰り返されると、徐々に肥満になる傾向があると考えます。

▽飢餓に対する『蓄え』として体に脂肪を溜め込むという考えは、研究者なら誰でも一度は考えるでしょう。

しかし、この理論は歴史上では研究者から否定(抹殺)された考えだそうです。なぜなら、太っている人はよく食べる人が多いし、アフリカの難民は栄養失調で痩せているからです。

ある人は言うかもしれません。「もし飢餓状態で太るなら、アフリカの難民は太るであろう~。」と・・・

しかし、これは本当の飢餓状態(栄養失調)であり、私の言う「腸の飢餓状態」とは異なることを理解してください。現実問題として世界の貧困層でも肥満は問題になっているのです。
そこに共通するのは、カロリーや糖質(砂糖)の摂り過ぎではなくて、食べ物の『質』『バランス』です。

   

<2つ目の意味>

もう一つの『相対性』の意味は、”腸内飢餓状態” はいろんな条件が重なって起こるということです。つまり一つの条件では起こらなくて、「他との関係性」によって、いくつかの条件が重なって生まれるということです。

つまり、朝食を抜いたとか、夜遅くに食べたとか、ジャンクフードを食べたとか、1つの理由だけでは起こらないということです。そこにはいくつかの条件の重なりがあります。主たるものは、以下です。(3要素+1)

a)何を食べるか(食べ物の『質、バランス』)
b)食べてから次の食事までの『時間』
c)消化力(胃腸の丈夫さ)
d)前の食事(さらにその前)で何を食べたか?

【詳しく見る】→「偏食と不規則な生活が腸内飢餓をつくる(3要素+1)」

  

腸内飢餓ー相関図

もし遺伝的(先天的)な要因があるとしたら、私は以下のように考えます。
■消化力の強さ(家系や人種による差異。もちろん後天的な部分もあるだろう)
■性格(せっかちでない。おおらか・のんびりとした性格)
■食への関心度、好き嫌いが多い(食事バランスなどに神経質でない、食にこだわらない)

※幼少期の影響で、両親の生活スタイルが遺伝する場合もあるだろう。

(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベスより引用)
ブリヤーサバランは『味の生理学』(1825年出版)の中で、肥満に関する第2章を盛り込んだ。
彼は30年の間で”肥満に脅かされているか苦しんでいる”夕食の仲間と500回以上も会話を交わし、これにより確実な肥満の原因を見つけた。
その一番目は、太りやすい生来の性質であった。彼は「すべてが平等の中で、多くの脂肪を消化できる能力を持つ人は、いわば肥満になるように運命づけられている」と書いた。2番目は「澱粉と小麦粉であり、砂糖と一緒に使用されると速やかに、そして確実に効果を示す」と付け加えた。(以上)

2016.02.24

相対的に少なく食べている、とはどういうことか?

<目次>

  1. 私の感じた違和感
  2. 柔道の例
  3. 配送センターの例
  4. 食べる量は同じでも、内面では違う

1.私の感じた違和感

私にはずっと違和感がありました。
職場で80キロ近い職場の友人(K君)と一緒に昼食を食べたとき、渡辺さん「もっと食べないと太らないよ・・・」と言われていましたが、Kも食べるおかずは同じです。ごはんの量が少し多いだけでさほど変わりません。
その違和感とは・・・・
友人Kの方が『相対的に少なく食べている』
私の方が『相対的に多く食べている』(量的にも、質的にも)ということです。。

2.柔道の例

はじめに、『柔道』に例えて説明したいと思います。下は45キロから、60キロ、上は90キロ近い選手が混じって練習をするとします。

45キロの選手は体重では各上の選手とばかりあたるので、相対的にハードな練習をこなしていることになります。特に90キロの選手と当たるとなると、体格では2倍の差がありますし、力では絶対かないません。
逆に、90キロの選手から見ると、あたる選手は自分よりも体格で劣る選手ばかりで、相対的に楽な練習をしていると言えます。

同じ練習をしただろと言っても、その人によってハード差や感じ方はは異なるわけです。

3.配送センターの例

配送センター』に例えて見ましょう。
毎日、荷物を分別して出荷するセンターがあったとします。処理能力500個の配送センターAと、処理能力800個の配送センターBがあったとします。
500個の荷物が来たとき、Aは一杯々ですが、Bはまだまだ余裕があります。700個の荷物が来たとき、Aは少しお手上げ状態で従業員も残業しなくてはいけませんが、Bはまだ余裕があります。

つまり、荷物として集まってくる量は同じでも、その配送センターの処理能力が違えば内部で起こっている出来事は違います。これを食べ物で考えるなら、”センターに集まってくる荷物”は食べる量(経口摂取量)です。

 

4.食べる量は同じでも、内面では違う

もう私が何を言いたいのかお分かりですよね~。
3人が一緒に昼食を食べたとします。会社の同僚とランチしたり、部活の友人などで食事に行って同じ物を食べることってよくありますよね~。

Aさん:90キロ
Bさん:55キロ
Cさん:45キロ

全員が同じ『ハンバーグランチ』を食べたとします。食べた量(経口摂取量)として考えると、全員が同じ量・同じカロリーを食べたことになりますが、身体の大きさを考慮に入れると、45キロのCさんが相対的に "多く" 食べていることになります。

90キロのAさんは、Cさんに比べ身体も2倍近いし、当然胸板も厚く、胃腸の大きさも大きい、消化する能力(消化酵素、胃酸の働き)も高いと考えることができます。つまりAさんは、BさんCさんと比べて(量的に見て)相対的に "少なく"、(質的に見て)相対的に "簡易" なものを食べている、ということです。

※ここで『質的』とは、同じお肉1枚でも消化酵素の強い人のほうが早く消化できてしまうということです。当然、欧米人であればタンパク質や脂肪に対する消化酵素が日本人より強かったりということです。

ここで、Aさんがご飯を大盛にしたとします。経口摂取量として考えると、「やはりよく食べるから太っているんだな・・・」と思うかもしれませんが、身体の大きさを考慮すると、(炭水化物を多くしただけなので)それでも "相対的に少なく" 食べていると言えます。

▽結局のところ判断の基準は、『その人の消化する能力』と『食べ物』の関係において決まるものであり、早く消化できてしまう人は他の人と同じ量を食べていても、身体の仕組み上は "飢餓状態を作りやすい" と言えます。その為、子供の頃から太っている人や、胃腸の丈夫な人のほうが、より太りやすくなるという傾向が働きます。

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■今回の記事はこちら。↓↓ 「寝たきりなのに、食べても痩せるのは?(病院・介護編)」 https://www.futoraba.com/blog/162.html 「ほとんど動いいていないからカロリー消費は少ないはずなんですけど・・・」...

飢餓と相対性で考える、太るメカニズムさんの投稿 2019年10月27日日曜日