個人的なブログ

2016.12.28

トーストマスターズな日々

2016年、私の中での大きな出来事と言えば、北摂バイリンガル・トーストマスターズ(Toast Masters)に参加したことです(現在「高槻トーストマスターズ」)。

<トーストマスターズclub>
スピーチやリーダシップスキルの向上を主たる目的とする非営利教育団体(「宴会の司会者」という意味)。現在、全世界の110以上の国で26万人以上が学んでいるそうです(このクラブには講師がいるわけではないので、自主的に交代で役割をこなす)。


▽私は人前での自己紹介やスピーチに対して苦手意識がずっーとありました。
30代の頃には「話し方教室」(4万円ほど支払った)に申込みましたが、結局、話していたのは先生だけで、私達生徒はテキストを見て聞くだけでした。それ以降、「やっぱり無理なのかな~」と半分諦めかかっていたので、この出会いは私にとっては素晴らしいものでした。

しかし、日本語のスピーチも下手くそなうえに、英語でのスピーチ、論評などのセッションもある。何もできない私にとってはかなりのプレッシャーでしたが、勇気を振り絞り4月に扉をノックしました。緊張しましたが、皆さんが温かく迎えてくださったので入会することにしました。

私は調理師をしていますが、実際に働きだすと、人前でスピーチをして考えを発表する機会なんて、ないですよね。
しかも失敗しても許されるなんて…トーストマスターズなら、それができるんです。


自分でスピーチのお題を探してきて、スピーチします。他の人がこのスピーチに対して論評します。
失敗してもまた挑戦できるし、テキストに沿って進めることでレベルアップできるんです。

(11月:全国大会で応援のため広島へ)

(9月:京都でのテーブルトピックス、コンテスト予選)

▽例会は通常、(1)準備スピーチ、(2)テーブルトピックス、(3)論評という3つで構成されています。
講師はいないので、私達会員が順番で司会をしたり、論評をしたり、タイマーなどの役割をこなします。

「テーブルトピックス」というのは何かと言うと、即興の質問に臨機応変に答えるというものです。
どういう質問をあてられるか分からないのでドキドキです。
例えば、「あなたは宝くじで5億円があたりました。それを何に使いますか?」など・・・。これに対し、即答で2分30秒以内で自分の考えを言うんです。

急にあてられると、何を言っていいのか話がまとまらず、私は本当に苦手意識が強いですが、非常にスピーチの練習になるとは思います。

このクラブに参加して分かったことがあります。
日本人に足りないのはこのような実践の場です。教科書で勉強してばかりいてもそんなものは役に立たないのです。
「挑戦して失敗しても、何度でもまた挑戦する。
この精神こそ現代の日本人に足りないものではないでしょうか?

これからもこの実践の場で自分のスキルを磨いていきたいと思っています。

ところでなぜ私が英語やスピーチを学んでるのか?

それはこのブログとの関連です。
ブログを書き始めた時から、「日本では私の理論を証明するのは無理ではないだろうか」という直感があり、いづれアメリカ(又は英語圏)に行くことを考えています(真剣です)。
やはり自分の考えを伝えるためにはスピーチでしょう。
そんな訳で、来年もこのブログに英語にトーストマスターズに頑張ります。

■ぜひ、皆さんもお近くのトーストマスターズに参加してみてくださいね。
大阪なら、大阪市、難波、堺、千里、茨木などにもあります(大半のクラブは英語クラブですが、中には日本語クラブや高槻のようなバイリンガルクラブがあります。開催日・時間はクラブにより異なります)。