— トピックス —
太ること(ブログ全体の基本事項)

2019.07.27

肥満は ”多因子疾患” だろうか?

<目次>

  1. 肥満は ”多因子性” だという見解
  2. 肥満はいろんな条件が重なって起こる

まとめ

1.肥満は ”多因子性” だという見解

肥満にはいろんな事が関係すると言われていますが、なぜでしょうか? 私がこのブログで言い続けている「相関性」とも関連する興味深い説明があったので引用します

(「The Obesity Code」医学博士:ジェイソン・ファン著より引用)

体重が増える原因は何だろう?
これまで実に様々な説が提唱されてきた。

カロリー / 褒美としての食 / 糖分 / 精製された炭水化物 / 睡眠不足 / 小麦 / ストレス / 食物繊維不足 / 脂肪分 / 遺伝的性質/ 赤身肉/ 貧困 / 裕福さ / 乳製品 / 腸内細菌 / スナック / 子供の頃の肥満

こうした様々な説が飛び交い、あたかもが互いに両立することなく、肥満の真の原因はたった一つであるかのように争っている。
例えば、最近、巷をにぎわせている「低カロリーダイエット」と「糖質制限ダイエット」をめぐる論争では、どちらかが正しければ、もう一方は間違っているだろうと考えられている。肥満に関する調査のほとんどは、こうした考えに基づいている。

だが、この考え方は間違っている。なぜなら、どの説もいくらかの真実味を含んでいるからだ。(~略~)おさらいだが、肥満は ”多因子的な疾患” である、ということを理解しないことが、決定的な間違いである。肥満の原因はただひとつではない。

「カロリー」が肥満を招く? 部分的にはそうだ。
「炭水化物」が肥満を招く? 部分的にはそうだ。
「食物繊維」は肥満を予防してくれる? 部分的にはそうだ。
「インスリン抵抗性」が肥満を招く? 部分的にはそうだ。
「糖分」が肥満を招く? 部分的にはそうだ。

これらすべての要因が、いくつかのホルモンの経路に作用することによって体重が増えるのであり、そうしたホルモンのなかで最も重要なのが「インスリン」だ。(注:この本の著者の考えであり、私の考えと異なる部分です。)(~略~)
私たちに必要なのは、様々な因子がどのように絡み合っているのかを理解するための枠組みであり、仕組みであり、筋の通った理論である。

  
現在の肥満理論では、「真の原因は ただひとつで、そのほかのものは偽りの原因である」とされることがほとんどだ。結果として、議論が果てしなく続く。

「カロリーを摂り過ぎると肥満になる」
「いや、炭水化物を摂り過ぎるから肥満になるのだ」
「いやいや、原因は飽和脂肪酸の摂り過ぎだ」
「 赤肉の食べ過ぎだろう」
「いいや、加工食品の食べ過ぎだ」
「違うね、高脂肪の乳製品が原因だ」
「いや、小麦の摂り過ぎだ」
「いやいや、糖分の摂り過ぎだ」
「いや、外食がいけないんじゃないか」

・・・こうして、議論は尽きない。どの主張も、部分的には正しいのだから。
それぞれのダイエットは、別々の側面から肥満の解消に取り組んでいるだけで、どのダイエットにも効果はある。だが、どれも「肥満全体」に対する対処法ではないために長くは効果が続かないことに注意しよう。肥満が ”多因子性” のものであることを理解しないままでは、互いに非難しているだけで終わってしまう。(引用以上)

▽著者の視点は非常にすばらしいと思う。
なぜなら、そういう多面的に考えられる人がいないから・・・。
しかし、私が言いたいのは、「肥満は多因子性疾患ではない」ということだ。確かに目に見える部分では、多くの要因が複雑に絡み合って、何が正しいのか分からなくなることもあるだろう。

例えば、「あの人の方が食べてるのに、なぜ私より痩せているの?」「なぜ、こんなに空腹を我慢しているのに体重増えるの?」・・・など。それらを、他の要因(遺伝、代謝)などのせいにするのは良くない。肥満は、『』の部分に目をむけると、原因はかなり特定できると考えている。

2.肥満はいろんな条件が重なって起こる

まずおさらいですが、”太る”という言葉に2つの意味があるということを理解して下さい。多くの人が言う、「多く食べて太る」というのは、下図の(b)の部分です。
また、これまでの肥満に関する介入研究では、総カロリーを減らすか、糖質・脂質の摂取量を調整したり、又は運動を増やしたりする比較研究がほとんどですが、彼らがやっている実験は、同じく(b)の部分です。

もちろん個人差はあれ、摂取カロリーを減らしたり、脂質・炭水化物を減らしたり、又は運動を取り入れれば、摂取するエネルギーが減るのだから、いくらかは痩せるであろう。

しかし、それは著者が言われるように、根本的な対処法ではないためにリバウンドはつきものという訳です。

それに対し(a)の基本体重がアップする時(腸の飢餓のメカニズム)に、いろんな要因がかかわってきます。
例えば、朝食抜き/遅い夕食/食事回数/精製された炭水化物/ジャンクフード/食物繊維の摂取不足/バランスの悪い食事、などは肥満の一因と言われますが、それは図の(a)の部分に関連することです。

ここで大切な事は、上記の因子1つ1つは肥満とは関連しているように見えても、両者の間に直接的に肥満を引き起こす『因果関係』がある訳ではありません。むしろ、これらは腸内飢餓に影響を与える因子であり、腸内飢餓が本来の原因(この場合、腸内飢餓が「交絡因子」と言えるかもしれない)であると考えます。

交絡因子

私が言いたいのは、これらいくつかの因子(条件)が組み合わさって腸内飢餓が起こるのであり、(目では見えないけども)7~8メートル以上もあると言われる腸全体(又は小腸)の部分においては、かなりの割合でピンポイントで決まると言えます。

【関連記事】→「腸内飢餓をつくる(3要素+1)」

まとめ

「The Obesity Code」の著者が言われるように、私達が太る原因だと信じている多くの要因は、それぞれが真の原因が1つであるかのように争っている。私に言わせると、それらは直接的な原因ではなく、腸内飢餓を引き起こす際の条件と言えるものである。

肥満の根本原因は、「基本体重」の部分が高くなっていることであり、それは腸内飢餓によって引き起こされるのである。つまり、私達の見ることのできない腸の内部の動きに焦点をしぼると、体重増加の原因は大部分は特定されると私は信じている。

2019.02.01

腸の飢餓状態でなぜ太るのか?

目次

  1. アフリカの飢餓と現代の飢餓
  2. なぜ飢餓状態で太るのか?
  3. 基本体重が高くなると何が起こるのか?

このブログの核心部分についてお話します。
おそらく、ほとんどの人にとって、私の理論を信じるのは難しいと思いますが、私は自分が経験した事実をありのままに書くだけです。

これは想像で書いたのではなく、実際に起こった事を自分なりに分析して書きました。私は大学に入学した時、30キロ台まで激やせしていたので、自分がなぜ急激に(2~3日で5キロ近く)太ったのか明確に分かったのです。

(「人はなぜ太るのか」ゲーリー・トーベス著 より引用)

”科学の歴史は別の解釈を示している。人々がこの仮説について1世紀以上考え、何十年も真偽を確認しようと試み、それでもなおそれが真実であると納得させるエビデンス(科学的根拠)が生み出せないとすれば、おそらくそれは真実ではない。(~略~)これは科学の歴史において、一見、理屈に合っていると思われる多くの考えのうち、一度も成功しなかったものの1つである。そしてすべてを再考し、どうすれば体重を減らすことができるのかを見つけ出さなくてはならない。”(引用以上)

1.アフリカの飢餓と現代の飢餓

飢餓に対する『蓄え』として体に脂肪を溜め込むという考えは、研究者なら誰でも一度は考えるでしょう。

しかし、この理論は歴史上では研究者から否定された考えだそうです。なぜなら、太っている人はよく食べる人が多いし、アフリカの難民は栄養失調で痩せているからです。ある人は言うかもしれません。

「もし飢餓状態で太るなら、アフリカの難民は太るだろ・・」

しかし、これは食べたくても食べれないという本当の飢餓状態(栄養失調)であり、私の言う「腸の飢餓状態」とは異なることを理解してください。

アフリカの難民は消化のいい食べ物を食べれる訳ではないし、栄養失調になることで、消化する能力まで衰えてしまうのです。

それに対し、先進国の私たちの方が良質な栄養を摂り、消化の良い小麦、肉、卵などで作られた西洋化された食べ物を食べているのです。だから、腸の内面にフォーカスすると、私たちの方が腸内飢餓状態になりやすいと言えるのです。

現実問題として世界の貧困層でも肥満は問題になっており、そこに共通するのは、カロリーや糖質(砂糖)の摂り過ぎではなくて、食べ物のバランスが良くないことです(安価な炭水化物や肉、野菜不足など)。

2. なぜ飢餓状態で太るのか?(植物を例に)

私のブログの中では、腸内飢餓状態が起こることにより基本体重(Base weight)がアップする、 とお伝えしましたが、それが何を意味するのかを説明します。説明上、植物を例にとって説明します。

植物に肥料

(1)食べ物を食べて太るというのは、「肥料を与える」ということです。肥料は私たちの食事に相当し、もちろん、定期的に与えなければなりません。
しかし、たくさん与えたからといって植物が大きくなるわけではないです。むしろ頻繁に与えると逆効果のときもあります。

それは人間でも同じで、多く食べたからと言って、全員が太る訳ではありません。1日1食でもバランス良く食べれば、腸の中にはまだ十分吸収できる栄養はあります。

(2)腸内飢餓を引き起こし、基本体重(B W)がアップすることによって太るというのは、「植物の根が伸びてより多くの栄養を取り込む」ことを意味しています。(下図)

根が伸びる2

植物は栄養がない時に、栄養を求めて地中深くに根を張りますが、我々人間も7~9mあると言われる腸全体(又は小腸)ですべての食べ物を消化し腸内飢餓状態が生じれば、同じような現象が起きます。

(「小腸は第2の脳である」とか「意思がある」と言われますが、私は小腸の意思をはっきりと感じました。) 

実際、腸のヒダ(絨毛)が伸びる訳ではありませんが、吸収できる面積が広がることによって、吸収の絶対的なレベルがアップし()、同じものを食べていても即座に太ります(それは、わずか数日で2キロの場合もあるし、10キロの場合もある)。これこそが、肥満の人と痩せている人の根本的な違いをつくっていると、私は信じます。

小腸はより多くの栄養を吸収するため、そのヒダをすべて広げると、テニスコート1枚分以上ともいわれます。

小腸ヒダ
雑草の根

(写真:「小腸の絨毛」と「雑草の根
※雑草は栄養を与えなくても、大きく育つ。)

太り過ぎ

もちろん水だけで太る訳ではないが、「水を飲んでも太る」という日本の独特な表現は、あながち間違った表現ではない。それくらい吸収率がいいということを表している。

3. 基本体重が高くなると何が起こるのか?

  

(1)一度太ると痩せにくくなります

基本体重がアップして体重が増えるというのは、 「入るエネルギーと出るエネルギー」で言うなら、釣り合うポイントがアップしたということで、痩せるのがより難しくなります。

ダイエットで、一時的に食べる量やカロリーを減らすというのは、植物の例で言う与える「肥料」を減らすということですが、それは一時的な減量であって、また普通の食事に戻れば元の体重まで戻る可能性が高いでしょう。

さらに、ダイエットする度に、リバウンドして以前の体重より増えてしまうというのは、食事を抜いたり少なく食べ空腹を長時間も我慢するダイエットでは、腸内飢餓状態ができやすくなり、基本体重がさらにアップしていく可能性があるのです。

(2)筋肉も同時につく

筋肉質

体脂肪がついた後にそれを支えるために筋肉がつくのではなく、栄養全体の取り込みがアップするので、少なくともある程度の体重までは、ほぼ同時に筋肉もつくと考えます。

太っている人が体脂肪を落とすと、胸板や太ももが厚く非常に筋肉質です。体脂肪がついたのちに、その重さを支えるために胸板や首回りの筋肉が厚くなるでしょうか?(もちろん、これは人によって差異がある。)

(3)原因と結果が逆転する

消化酵素、ホルモンなどもタンパク質(アミノ酸)からできるので、消化する能力や食欲もアップすることが考えられます。だから体の大きい人、胃腸の丈夫な人が他の人より多く食べたからといって、不思議ではありません。
多く食べるから太るのではなく、体が大きくなればなるほどお腹がすく、だから多く食べてしまうという原因と結果の逆転現象が存在します。
【関連記事】→ 太った後に、過食し運動しなくなった

  

(4)太りやすい人はより太りやすく、痩せている人は太るのが難しい

もし全員が同じように食べたとしても、体の大きい人・太っている人のほうが空腹を我慢していることが多く、相対的に少なく食べていることになり、徐々に太りやすくなる傾向があります。

適度に多く食べても太るし、食事を我慢して抜いたりすれば、長期的に、さらに太りやすくなるという悪循環におちいる場合がある。

【関連】→ 相対的に少なく食べている、とはどういうことか?

太る人、太らない人

逆に痩せている人が、毎日3食ある程度のバランスをもって小まめに食べれば、腸内飢餓状態はできず、摂取カロリーに関係なく一生体型が変わらないことの方が多い。よってこの点に関しては、「太りやすい体質」「太らない体質」というのは、肥満遺伝子などではない。

また私のようにすごく痩せている人にとっては、痩せることにより摂り込める蛋白質・栄養素なども減り(私は今でも貧血気味だが)、胃腸を支える筋肉は落ちて胃下垂になったり、消化する能力も衰えてしまう。
結局、痩せた人は痩せたままでいることになり、これが痩せすぎの人にとっての悪循環である。

2016.04.21

”カロリーの摂り過ぎが太る” から視点を変えると

<目次>

  1. そもそも、人は何故太るのか?
  2. 心理的盲点(スコトーマ)とは?
  3. 視点を変えると見えてくるもの

1.そもそも、人は何故太るのか?

最もシンプルに考えるなら、体脂肪は ”飢えに対する蓄え” のメカニズムと考えることはできないでしょうか?

私達の祖先は貧しい時代を生き抜き、食糧がない時も何とかして生き抜いてこなければいけなかった。その中で、今度いつ食糧にありつけるか分からない。食べた時に余分な栄養は蓄えようとするのが、体の正当なメカニズムであるはずです。

▽しかしこの考えは、はるか昔に研究者から否定された意見らしい・・・。何故かと言うと、”太っている人はよく食べる” からだ。"いかにも太っていて、よく食べて、運動しない" 典型的な肥満タイプを想像すれば、”飢えに対する蓄え” だとは誰も思わないのも当然かもしれない。しかし私はこのブログ全体を通して、なぜ体脂肪が ”飢えに対する蓄え” なのかということを『腸の飢餓メカニズム』・『相対性』という言葉で説明したい。

【関連記事】「太った後に、過食し運動しなくなった

2.心理的盲点(スコトーマ)とは?

まずは脳のメカニズムについて少し説明します。

(参考文献:苫米地 英人著「立ち読みしなさい!」)
脳は意識したものだけに、アクセスするというアンテナをもっています(RAS:ラス)。「引き寄せの法則」なども、このRASの1つの説明方法です。

ベンツ車が欲しいな~と思っていると、街中を走るベンツ車がやたらと目につきます。「目の調子が悪いな~いい病院ないかな?」と思っていると、今まで意識しなかった”眼科”の看板がやたらと目につきます。

すべての情報にアクセスしていると脳がパンクしてしまうので、「あなたが欲しい」と思っている情報のみを拾おうとする脳のメカニズムです。

しかしこのRASには弱点があって、重要だと思う情報を受信してくれるということは、それ以外の情報にフィルターをかけ遮断しているということです。つまり、1つの情報に集中しすぎると他の情報が見えなくなってしまうスコトーマが発生してしまいます。スコトーマとは、「心理的盲点」のことで、見えているのに気付けない状態のことです。

※白のチームの動きをよく見て、白のチームがパスを何回するか数えてみて下さいね。

     

       

3.視点を変えると見えてくるもの

つまり、「カロリーが太る」「食べ過ぎが太る」「脂質が太る」という固定観念があると、"食べた行為" のみに目が行きがちです。つまり、これでは他の視点がスコトーマとなって見えてこないということなんです。
体についてしまった体脂肪は、”飢えに対する蓄え” であると考えると、太ってしまった人がより多く空腹を我慢しているという影の部分が見えてくるはずなのです。

見えていない部分

■例えば、「夜遅くに食べるようになって太った」という人は、昼食後から夜の9時、10時まで空腹を我慢しているかもしれない。
■”ストレスでやけ食いして太った”という前に、ストレスで食べれなかった時はありませんか?
■子供の残した朝食を無理して食べたからと言って、昼食を抜いたり、おにぎりや簡単なもので済ませていませんか?
■普段、ダイエットで空腹を我慢していることにフォーカスしないで、たまに食べたケーキで「太っちゃう・・・」というのはおかしな話です。
■「若い時は食べても太らなかったのに・・・」という人に限って、今は食事制限したり、軽い食事で済まし空腹でも我慢しているわけです。

■お酒を飲む機会が増えて太ったという人は、少ない小遣いの中でやりくりし昼食を軽く済ませたり、朝食も抜いたりする人がいる訳です。
■産後に太るというのも、子供を産むという凄いハードなことをしているのに、気持悪くて食べれない時がある訳でしょ~(私は男性なのでわかりませんが・・・)

一度、太ってしまった人は ”空腹(厳密には腸内飢餓状態)が太る原因だ” という視点で見てください。そうすれば違うものが見えてくるはずです。

2015.11.21

人も植物も反発する力(逆に働く力)が大きい

目次

  1. 反発する力の例
  2. 人が太るのも "飢え" に対抗する力と言える

1.反発する力の例

人も植物も順応性というよりは反発する力(逆に働く力)が大きい。
何が関係あるの?と思われるかも知れませんが、最後までお読み頂けると幸いです・・・。
”少ししかなければ、摂り込もうとする力が強く働き、豊潤にあれば、摂り込もうとする力は弱まる。”

)稲を栽培するときに、1週間ほど水も肥料も与えないで土がヒビ割れするくらいまでほっておくんです。「中(なか)干し」と言うんですが、これによって根が地中深くに伸びて、稲穂ができても稲が倒れにくくなるんですね。根が栄養を摂ろうとして地中深くまで伸びるんです。

)フランスで栽培するワイン用の葡萄、実は肥沃な土地よりも痩せた土地の方がいい葡萄ができるんです。
肥沃な土地では根が深く伸びないから、味に深みがでない。痩せた土地の葡萄は地中深くに根が伸びるために、いろんな断層を超えて味に深みがでるんです。

)芝生は適度に踏んだほうがいい芝生ができる。人間も適度に苦労を味わったほうが本当の有難味が分かり立派な人として成長していける。

)筋肉に負荷をかけると筋肉は太くなり、使わなければ筋力も低下する。(エネルギーを出せば返ってくる)

)「この商品は限定10個ですよ」と言われると、並んでも欲しいと思うが、いくらでも商品があれば、別に欲しいとも思わない。

)ありふれた情報はいらないが、誰も知らないとっておきの情報なら欲しい。

2.人が太るのも "飢え" に対抗する力と言える

太るメカニズムも実は同じで、身体についてしまった脂肪(筋肉)はたくさん食べれば⇒太る という順応タイプではなく、飢餓に対して蓄えようとする反発する力がまず必要です。
栄養やカロリーはもちろん必要ですが、植物における肥料と同じでその後の話です。

つまり、太ってしまったという人は、身体からは飢餓状態にあると判定され、栄養がきたときに蓄えれる(摂り込める)身体になっているということです。

「何をもって飢餓と判定されているのか?」というのが実は重要で、
(1)食べる量が少なくても、4~5時間おきに食べ、繊維質の野菜や乳製品・脂肪など未消化のものが残る状態=『食べ物がある』⇒(つまり飢餓ではない)

(2)たくさん食べても、炭水化物に偏って10~12時間近く食べないで、すべて消化され空腹の状態=『食べ物がない』⇒(つまり飢餓状態)

と判断される。
すべては、6~7mあると言われる腸(小腸)全体で判定されていることであり、「炭水化物を多く食べて太った」と感じる人が多いのはその為です。
詳しくは 『私の言う、”(腸内)飢餓”の定義』をお読みください。

2015.01.12

”太る” という言葉の2つの意味

<目次>

  1. 混同して使われていることが問題
  2. 現状維持の基点に戻る場合(A)
  3. 現状維持の基点がアップする場合(B)

先ず、この記事を読む前に
「一番優先されているのは現状維持」  をお読みください。

1.混同して使われていることが問題

私が初めて定義させて頂きます。
普段なにげなく使われている『太る』という言葉には、2つの意味があります。
混同して使われているために、いろんな誤解が生じていると感じました。

例えば・・・
「カロリーをたくさん摂れば太る」
「ダイエットして食事制限しても、リバウンドして前より太ってしまう・・・」 というようなことです・・・。私は激痩せした時に気付いたのですが、これが理解されていないために間違った情報が氾濫し、大半の人が間違ったダイエットをしている。そして、これが理解してもらえれば、『食べても太らない』という人の理由もわかるはずです。

2.現状維持の基点に戻る場合(A)

まず1つ目は、現状維持メカニズムによる、基本体重(Base Weight)に戻ろうとする場合の『太る』です。

太っている(太り気味)人の多くは、太りたくないという理由から摂取カロリーを抑えたり、運動したり(要はカロリーコントロール)して体重を抑えています。その場合、体は基本体重に戻ろうするので、当たり前ですが食べると太ります。
「ケーキを食べたら(間食したら)太る・・・」
「脂っこいもの食べたら太ってしまう・・・」

「沢山食べると太る・・・」と言われますが、ほとんどはこちらの意味です。

「私、食べたらすぐ太る体質やから~」という女性をよくお見かけしますが、現状維持による戻ろうとする機能が働いている(ミニダイエット & ミニリバウンドを繰り返している)だけです・・・

■俳優の渡辺徹さんは、元々は太っておられたらしいですが、”太陽に吠えろ” でデビューされた時はダイエットして70キロ台だったようです。しかし、結婚される頃(26才)には我慢しきれずガッツリ食べたら、130キロまでに太られたそうです。(ダイエットをするたびに最高体重が更新したとも言われています➡これは後で説明します)

その後も奥様の手料理で一時はマイナス40キロのダイエットに成功したものの、「90キロ➡120キロ➡85キロ➡95キロ➡83キロ➡101キロ」というようにダイエットとリバウンドを繰り返されてたというのは有名です~

この場合の『太る』は現状に戻ろうとするメカニズムですから、糖質やお肉、脂肪など食べたら食べるだけ太ります。
(ビーカーに例えると、同じビーカーの中で水の増減を繰り返しているだけ・・・)

3.現状維持の基点がアップする場合(B)

これに対して、2つめの 『太る』 というのは、現状維持の基点(=基本体重)自体が上がっていく場合です。

食べる量は全然増えてない(むしろ若い頃より我慢している)のに、この1年で3キロ太った・・・この3年で10キロ太った・・・というように最高体重が更新していく場合です。

これらは食べる量やカロリー量により規定されるのではなくて、どちらかと言えば ”空腹” (厳密には私は『腸内飢餓』と定義しました)のメカニズムによります。

【関連記事】➡「私の言う、”(腸内)飢餓”の定義」

例えば、これまで体重60キロの人がこの1年で63キロになったとします。
この場合、基本体重(BW)が60➡63キロになったということで、あなたの現状維持となる基準ライン自体が上昇したということです。

ダイエットしたけど、リバウンドして元の体重まで戻るのは現状維持メカニズム(A)ですが、元の体重より増えてしまうのはこちらの(B)のメカニズムです。

それはダイエットをしている時に腸内飢餓状態が生まれてしまうためです。

一般的には「代謝が低下しているときに食べるからより体重がアップするんだ」と言われていますが、これに反論する記事については、カテゴリー一覧の【代謝】の記事をご覧ください。

(注)とりあえずは、私の実際に起こったことや激太りした知人などを見て、私の理論に間違いはないと思ったので記事にしました。もし研究機関とタイアップできれば証明する方法は持っています。

(ビーカーに例えてみると)

■極論すれば、お相撲さんが太るのは(B)の腸内飢餓メカニズムと(A)のミックスであり、見た目には食べて太っていくように見えますが、ダイエットしたけど、逆に以前よりも太ってしまった人とメカニズム的には同じです。

【関連記事】➡ 「お相撲さんが太るのも、飢餓メカニズムと言える」

2015.01.08

一番優先されているのは現状維持

<目次>

  1. 人それぞれに現状維持的な機能がある。
  2. 何が現状維持を決定づけているのか?

1.人それぞれに現状維持的な機能がある

まず話を進めていくうえで一番大切なことをお話しますね~。
人にはそれぞれ、その時点での現状維持的な機能が働いているという仮定です。
この現状維持こそ、すべての前提にあるものであると認識しています。

例えば、3人の女性がいて、(身長は便宜上、全員160cmとします)

(Aさん)48キロ・・・食べても太れない体質
(Bさん)57キロ・・・たくさん食べると60キロまで太ってしまう
(Cさん)85キロ・・・たくさん食べると90キロまで太ってしまう、とします。

1年中を通して忙しい時は少し痩せたり、また食べれば少し太ったり・・・を繰り返しているけど、細かなカロリー計算などしなくても、人の体型ってそれほど変わらないものです。太っている人は太っているし、痩せている人は痩せている。

結局、お正月のように3~5日ゆっくりして、たくさん食べれば戻ってしまう体重を『基本体重』(BW: Base Weightの略)としました。それ以上の体重には中々増えないけど、その体重には結局戻ってしまうという体重です。

この例の場合、Aさんの基本体重(BW)は48キロ、Bさんは60キロ、Cさんは90キロということになり、その体重に戻るように現状維持の機能が働いいているということになります。

ですから、3人を食べる量(カロリー摂取量)やカロリー消費量だけで規定するのには無理があり、Aさんが毎日100kcalオーバーの食事を何か月~何年も繰り返せば、それが蓄積され脂肪となり、やがて50➡60➡70キロとなるというのは間違いです。(なる場合もありますがまたそれは別の理由で・・・)

一般的に、太っている(太り気味の)人は糖質やカロリー制限して生活していることが多いため、普段の体重は基本体重より低く、痩せている人は普段からカロリー制限などしていないので、基本体重と普段の体重が近いと言えます。

その為、痩せているAさんは食べても体重は増えないのに対し、Bさん、Cさんは食べるとすぐに太ってしまう・・・ということがあります。

【関連記事】➡「”太る”という言葉の2つの意味」

■私の好きなボクサーである長谷川穂積選手。
(第26代WBC世界バンタム級王者として10度防衛、第42代WBC世界フェザー級王者)

バンタム級は体重のリミットが53.5キロ。身体が成長するにつれ減量も過酷になり、防衛戦では1か月前後で10キロ以上の減量をしなければいけなかったそうです。しかし試合が終わり食べると、わずか数日で10キロ戻ると言われていました。

それくらい戻るスピードは早いんだなと思います。
今まで、ダイエットされてきた方なら少しは思い当たる節があるのではないでしょうか?

2.何が現状維持を決定づけているのか

もしあなたが基礎代謝について勉強したことがあるのであれば、基礎代謝がこの基本体重と関係していると思われるかもしれません。体重を減らそうとして少なく食べると代謝が低下し、使えるエネルギーを節約するために総エネルギー消費量が減ることは確かです。

しかし私は、それとは異なる見解を持っています。人それぞれの基本体重の値を根本的に決めているのは、"第二の脳 "とも呼ばれる小腸の吸収力によるものだと思っています。

これは私自身の経験からの結論ですが、これについてはまた別のブログ記事でお話したいと思います。

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